本製品は、ワイヤレスデータ通信を搭載した小型・軽量な携帯型近赤外線組織酸素モニタ装置です。ヘモグロビン(Oxy-Hb,Deoxy-Hb,Total-Hb)濃度変化をリアルタイムにパソコン等に転送します。これまで計測困難だった様々なフィールドでの計測が可能になりました。
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スタートボタンを押すだけで、自動的に最適な条件を設定し、計測を開始します。測定データは無線でパソコンへ送信され、リアルタイムで表示されます。
※実際の計測には、遮光が必要な場合があります。 -
- 計測データは無線技術を使って、パソコンに転送され、専用ソフトでリアルタイムに解析・表示・記録されます。 計測中の変化も手元のパソコンですぐに確認することができます。(別途パソコンをご用意下さい)
被験者の負担にならないように小型・軽量化を行いました。
フィールドでの計測、動きのある計測、長時間の計測でも被験者の負担になりません。プローブ部も軽量(20g)で、フレキシブルな素材で形成されていますので、曲面にもフィットして、様々な部位で計測することが可能です。
- 1秒間に60回の計測を行うことが可能です。動脈血の脈動による変化を捉えることも可能です。
- 3波長のLED光源を使用しています。生体に安全な微弱な光量です。ヘモグロビン濃度算出には3波長演算のアルゴリズムを用いて解析しています。
- プローブは2チャンネルあり、2箇所(左右など)の変化の違いを一度の計測で捉えることができ、測定中、測定後に両者を比較することができます。
- 単4乾電池2本使用、2ch計測で連続6時間の計測が可能です。
※充電式電池使用可(計測時間は電池の種類や使用条件によって変わります。) - スタートボタンを押すと、自動的に最適な条件を設定し、計測を開始します。
- 各ヘモグロビンデータのシリアル転送、アナログ出力(別途オプション機器が必要)が可能です。
また、イベントマーカーをトリガー信号により入力すること(別途オプション機器が必要)も可能です。
700nmから950nmの近赤外線光は生体組織中を比較的良く透過します。
また、ヘモグロビンは酸素化状態に応じて近赤外線領域で吸収係数が変化します。
これらの性質を利用して、脳や筋組織の酸素状態やヘモグロビン濃度を非侵襲的に測定する方法を「近赤外分光法」といい、様々な分野で利用されています。
※本製品は医療機器ではありません。研究等にご使用下さい。